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年２カ月ぶりの安値に下げた。世界経済の回復兆候が示
されたことから高リスク資産需要が高まり、ドルが売ら
れた。
■ トリシェ総裁は記者会見で、「為替相場の過度の変
動と無秩序な動きは景気と金融の安定に対して負の影響
をもたらす」と発言。
■ ガイトナー米財務長官は今月３日、イスタンブール
での７カ国財務相・中央銀行総裁会議（Ｇ７）終了後の
記者会見で、米国にとって強いドルの継続が「非常に重
要」だと言明、トリシェ総裁も８日の記者会見で、米政
権が「強いドル」を望む考えを表明することは「重要だ
」と述べた。
■ 豪ドルは対米ドルで最大２％上昇。昨年８月以来の
高値をつけた。同国の失業率が予想外に低下したことか
ら、追加利上げ観測が高まった。
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（8日終値）
ドル・円相場（9日6時時点）
：前日比21銭安の１ドル＝88.39円
ユーロ・円相場
：同58銭高の１ユーロ＝130.72円
ユーロ・ドル相場
：同0.0104ドル高の１ユーロ＝1.4793ドル
ダウ工業株30種平均
：同61ドル29セント高の9786ドル87セント
ナスダック総合株価指数
：同13.60ポイント高の2123.93
10年物米国債利回り
：同0.07％高い（価格は安い）3.25％
ＷＴＩ原油先物11月限
：同2.12ドル高の１バレル＝71.69ドル
金先物12月限
：同11.9ドル高い１トロイオンス＝1056.3ドル
（各市場の動き）
・ユーロドルは大幅反発。一時1.4818ドルと9月23日以来の高値まで上げた。欧州中央銀行(ＥＣＢ)は8日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00％に据え置くことを決めたと発表した。トリシェＥＣＢ総裁の定例記者会見では、「経済指標がユーロ圏の経済が安定していることを示している」「雇用市場は、予想していたよりも悪化しないかも知れない」などの比較的楽観的な景気認識が示されたことが支えとなった。出口戦略に関しては踏み込んだ発言がなかったが、ここ最近のユーロ高をけん制するような発言がなかったことも買いを誘ったようだ。利益確定の売りで伸び悩む場面もあったが、米国株式市場でダウ工業株30種平均が一時100ドル超の上昇となりリスク志向が高まると、再び買いが膨らんだ。
・ドル円は4日続落。ＮＹ金先物相場が過去最高値を更新したほか、政策金利の引き上げられた豪ドルに対して米ドル売りが膨らんだ。低金利の米ドルから商品相場や資源国通貨などへの資金シフトが鮮明となっており、円に対してもドルが売られやすかった。
・ユーロ円は3営業日ぶりに反発。一時130.95円まで上げた。米株高やユーロドルの上昇を受けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸。前日引け後に発表されたアルコアの決算が、アナリスト予想を上回ったことが好感されて買いが先行した。米新規失業保険申請件数が強い内容だったほか、9月の米小売各社の既存店売上高が増加したことなども相場を支えた。もっとも、米30年債入札が不調で米金利が上昇すると株式相場は上げ幅が縮まった。３Ｍが1.9％、キャタピラーが2.2％ほど上げて指数の上昇に寄与した。アルコアは 1.06％の上昇。ハイテクでは、マイクロソフトが2.3％、オラクルは1.2％のそれぞれ上昇となった。
・米国債券相場は反落。30年債入札で、応札倍率が低下したことが嫌気されて売りが強まった。
・原油先物相場は大幅反発。米国株式相場が堅調に推移したため投資家のリスク志向が高まり買いが膨らんだ。ニューヨーク金先物相場が史上最高値を更新したことをはじめ商品相場全体が上昇した流れを受けた面もあった。
・金先物相場は5日続伸。外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落する流れが続いた。ドル相場と反対方向に動きやすい金に買いが膨らみ、一時1062.7ドルと史上最高値を更新した。将来のインフレを懸念する参加者などからインフレヘッジ目的の買いも支えとなった。
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：同13.60ポイント高の2123.93
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：同0.07％高い（価格は安い）3.25％
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・ユーロドルは大幅反発。一時1.4818ドルと9月23日以来の高値まで上げた。欧州中央銀行(ＥＣＢ)は8日に開いた定例理事会で、政策金利を1.00％に据え置くことを決めたと発表した。トリシェＥＣＢ総裁の定例記者会見では、「経済指標がユーロ圏の経済が安定していることを示している」「雇用市場は、予想していたよりも悪化しないかも知れない」などの比較的楽観的な景気認識が示されたことが支えとなった。出口戦略に関しては踏み込んだ発言がなかったが、ここ最近のユーロ高をけん制するような発言がなかったことも買いを誘ったようだ。利益確定の売りで伸び悩む場面もあったが、米国株式市場でダウ工業株30種平均が一時100ドル超の上昇となりリスク志向が高まると、再び買いが膨らんだ。
・ドル円は4日続落。ＮＹ金先物相場が過去最高値を更新したほか、政策金利の引き上げられた豪ドルに対して米ドル売りが膨らんだ。低金利の米ドルから商品相場や資源国通貨などへの資金シフトが鮮明となっており、円に対してもドルが売られやすかった。
・ユーロ円は3営業日ぶりに反発。一時130.95円まで上げた。米株高やユーロドルの上昇を受けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸。前日引け後に発表されたアルコアの決算が、アナリスト予想を上回ったことが好感されて買いが先行した。米新規失業保険申請件数が強い内容だったほか、9月の米小売各社の既存店売上高が増加したことなども相場を支えた。もっとも、米30年債入札が不調で米金利が上昇すると株式相場は上げ幅が縮まった。３Ｍが1.9％、キャタピラーが2.2％ほど上げて指数の上昇に寄与した。アルコアは 1.06％の上昇。ハイテクでは、マイクロソフトが2.3％、オラクルは1.2％のそれぞれ上昇となった。
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